出発前
5)提出書類
ブルゴーニュ大学への交換留学をおこなうには、いくつかのステップを踏む必要があります。手続きには通常、4〜5ヶ月を要します。簡単には進まないところもありますから、できるかぎり早めに準備を進めてください。
9月(新年度スタートの時期)に留学を開始する場合は、5月中旬頃までに、1〜2月(2学期が始まる時期)に留学を開始する場合は、前年の9月中旬頃までに申込みをする必要があります。
真っ先にクリアしなければならないのは、ブルゴーニュ大学から発行される入学許可証 (Avis d'admission) の取得です。
ここでは、応募の流れをイメージするための手続き例(あくまでもサンプルです)を挙げておきますが、ケースバイケースとなることも珍しくありませんので、手続き開始後はモヴェ先生にそのつど相談してください。手続きは ①出願書類の送付, ②Webサイトへの登録 の順に進めます。リンクが貼られているところをクリックすると、書類やサイトでの入力画面のサンプルを参照できますが、あくまでサンプルであり、そのまま借用すればよいというものではありませんから気をつけてください。
①出願書類の送付
ブルゴーニュ大学に出願書類を送る前に、まず愛媛大学国際連携推進機構(IIR)に連絡する必要があります(1-2参照)。下記の情報をもれなく IIR へメール連絡し、指示を受けてください。
——————-
姓:
名:
生年月日:
学籍情報:
学習歴(「現在3回生で、フランス語を2年半学習している」など):
学習希望(留学を希望するブルゴーニュ大学の学部や学習領域):
留学開始時期(2023年9月、2024年1月など):
希望期間(3ヶ月、6ヶ月、1年など):
メールアドレス(毎日必ず確認するアドレスを伝えること。また、先方が入力しやすいよう、Gmail や Yahooメールなどでシンプルなアドレスを申告することを強く推奨します):
—————————-
②ここまでの手続きが順調に進むと、登録したメールアドレス宛に、サイト登録への案内メッセージ(フランス語・英語併記)が届きます。そこからブルゴーニュ大学のサイト "Mobility-Online"ににアクセスし、必要事項を登録します。
約2週間で、登録したメールアドレスに新たなメールが届き、リンクを辿って個人スペースを作成するよう指示されます。個人スペースが作成されたら(IDとパスワードが必要)、以下の必要書類をそこにアップロードします。
– パスポート用写真
– 身分証明書(=パスポートのPDFなので、パスポートをこれより前に取得しておかねばなりません)
– CV(履歴書)
– 志望動機書
– 愛媛大学との間に交わす学習協定書(ラーニングアグリーメント。作成にあたり、留学中に履修したい科目を記載しなければなりません。ウェブサイトにアクセスし、複数のコース(最低5つ)を選択してください。
アップロードした書類の審査が済むと、入学許可証(Avis d'admission)がメールで送られてきます。これで留学の許可が確実なものとなり、晴れて1-6 の学生ビザ申請手続きに進むことができます。
一方で、航空券の手配、ディジョンへの移動方法(電車、バスなど)、ブルゴーニュ大学のキャンパスへの移動方法(バス、トラム、タクシーなど)も早めに調べておきましょう。
ブルゴーニュ大学の寮に住むことを希望する場合は、以下に概要を示す手続きが必要になります。
入寮手続きについても、CROUS と呼ばれる学生生活センターへのリンクがメールで送られてくるので、サイト内に個人IDとパスワードで管理される個人スペースを作成します。その後、各種フォームへの入力、書類のアップロード、VISALEビザの取得(フランスでの保証人取得)などが必要です。また、最後の手続きとして、予約した部屋の1ヶ月分の保証金(270〜350ユーロ程度)と住宅保険(6ヶ月分で20ユーロ程度)を支払う必要があります。
これらの手続きにも時間がかかりますから、早めに着手し、必要書類をきちんと準備しましょう。モヴェ先生に相談しながらおこなうと安心です。マニュアル 2-1も参照してください。